げっちょ虫
 
     
 



冬が・・・「げっちょ虫」

時が 時が 確実に過ぎて行きます
大好きだった筈の 冬が
時の流れと共に 
別れを告げようとしています

白い 白い 無の風景 
風に糾い 大地を覆い尽くす 白い雪
全てを無にして 全てを白に染め上げ
色を無くす 静寂だけの 冬・・・

出逢いの中に 互いを求め
出逢いの中に 夢を託し
出逢いの中で 夢は壊れ
出逢いの中で 心を閉ざす

風に舞う 粉雪のように
重なり合う時の中を彷徨いながら
何も語らずに 何も残さずに
サッと 消えてしまえたらイイのに・・・

積み重ねた 時の重さは
積み重ねて来た いくつもの想いの深さ
冬が過ぎ 春が来て 雪が溶けるように
全て・・・ 溶けて流れて行く

春が来れば・・・ 暖かい春が来れば・・・
凍えた 心 も 身体 も 
きっと 解き離してくれるだろう・・・

過ぎ去る時の中に 去り行く時を感じ
過ぎ去る時の中で 別れを告げる
大好きな 大好きな  白い冬・・・

              By あほうどり




2月3日(日)02:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | ☆ 詩・作詞 | 管理

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